KIYAC

Shopifyストア用プライバシーポリシーの作り方

EC
弁護士 千葉直愛

こんにちは。Shopifyストアの開設準備、順調でしょうか?
「Shopify 法務関連文書の作り方」の記事でご説明したとおり、一見手軽にネットショップを開設できるShopifyストアでも、実は法律文書の作成がちょっとした「鬼門」になっています。

この記事では、Shopifyストア用のプライバシーポリシーの作り方を学んでいきます。
もちろん、Shopifyストア以外のネットストアやECサイトを構築中の方にも役立つ内容です。

ところで、プライバシーポリシーってなに?


ところで、作り始める前に、素朴な疑問から。
そもそも、プライバシーポリシーって何でしょうか?

ネットショップの構築などに携わっていると、当たり前のように使うことばの一つですが、その意味を正しく理解している人は多くないかもしれません。
プライバシーポリシーとは、事業者がお客様の個人情報を取り扱う際の目的や方法をまとめた法律文書のことです。

日本では「個人情報の保護に関する法律」(いわゆる「個人情報保護法」)の中で、事業者が個人情報を取り扱うときに、公表すべき事項が定められています。(法27条1項)。
プライバシーポリシーの最小限の目的は、個人情報保護法に定められた公表事項を、もれなく記載して、お客様に伝えることです。

どんなネットショップにも必要なの?


では、これからShopifyでネットショップの構築を始めるばかりの個人事業主や零細企業でも、プライバシーポリシーを整備しないといけないのでしょうか?
答えは「YES」。

個人情報を取り扱うありとあらゆる事業者が、個人情報保護法の適用対象です。
ちなみに、昔の個人情報保護法では、5000 人以下の個人情報しか取り扱わない事業者は、個人情報保護法の適用対象外となっていました。

しかし、平成 27 年9月に改正された個人情報保護法(平成 29年5月 30 日から全面施行)によって、この規定は廃止され、個人情報を取り扱う「すべての事業者」に個人情報保護法が適用されることとなりました。

そのため、起業したてであろうが、個人で副業ではじめるネットショップやECサイトであろうが、お客様に商品を販売する以上、多数の個人情報を取得することになるため、プライバシーポリシーはネットショップ開設時に必ず準備しなければいけない、ということになるのです。

プライバシーポリシーをつくってみよう!


さて、プライバシーポリシーを準備しなければいけない理由を理解したところで、いよいよ本題。プライバシーポリシーをつくってみましょう!

プライバシーポリシーには、個人情報保護法の要請に従い、

  • お客様の情報を利用する目的
  • お客様から取得する情報の種類
  • お客様から取得した情報を第三者に提供することの有無内容
  • お客様の情報の開示、訂正、利用停止に関するルール
  • お問合せ先
  • 制定日

といった事柄を記載していきます。

「Shopify 法務関連文書の作り方」で解説したとおり、他社のプライバシーポリシーをコピペしたり、ネット上に無数にある雛形・テンプレートの中から当てずっぽうに一つを選択することは、あまりおすすめできません。
そこでここでは、同記事で紹介した、法律文書自動生成サービス KIYAC(キヤク)を使って、実際にShopifyストア用のプライバシーポリシーを作成してみましょう。

なお、KIYACでは、アカウントを開設するだけで、無料でプライバシーポリシー1枚を生成できます。

KIYACを使ったプライバシーポリシーの作り方

はじめに、ネットショップ主宰者の会社名(個人事業主の場合は個人名)を入力します。これがプライバシーポリシーの「お問合せ先」に反映されます。



次に、お客様から取得する情報を入力していきます。
ここはチェック形式になっており、一般的なネットショップで取得するであろう情報はすでにリストに入っていますので、自分のショップが実際に取得する情報にチェックを入れていきます。
リストにない項目がある場合は、「追加」ボタンを押して追加します。



なお、プライバシーポリシーは、改定手続きが若干面倒なので、将来取得する可能性が高い情報は、ここでチェックを入れておくことをおすすめします。

次に、お客様から取得した情報を利用する目的にチェックを入れていきます。
比較的一般的なものにはすでにチェックが入っていますが、必要に応じて外してください。こちらも不足があれば「追加」ボタンから自由記述項目を追加できます。



次に、Google Analytics組み込みの有無を選択します。
最近は組み込んでいるサイトが非常に多いと思います。該当する場合は「ある」を選択します。



後もう少し質問が続きます。次は外部広告の有無です。
この記事では「表示なし」で進みますが、アフィリエイトプログラムなどの参加がある場合は「ある」を選択して別途表示される質問に回答してください。



次に、お客様からの問い合わせを受け付けるメールアドレスを入力します。あと一息!



最後に、このプライバシーポリシーの名前(ファイル名)を入力して、「作成」をクリックすると・・・



できました!これまでの所要時間は、4〜5分といったところです。



あとはダッシュボードに戻って、「使用状況」を選択するだけ。
テキストコピーしてShopifyの法務関連ページの「プライバシーポリシー」に貼り付けてもよし。
KIYACが独自に発行するURLをそのまま利用してもよし。



いかがでしたでしょうか?思っていたよりも簡単だったのではないかと思います。
この記事を参考にして、ぜひ、Shopifyストアのプライバシーポリシー作成に挑戦してみてください。

※このブログはリンクフリーですが、テキストを引用する場合は引用元として「ECの法律.com」と明記し、記事のURLを添付してください。

ABOUT ME

弁護士 千葉直愛
千葉直愛法律事務所代表弁護士 | スタートアップ向けの法務サービスを多数提供 | KIYACプロジェクト代表

KIYACとは

  1. いくつかの質問に答えるだけでシンプルな文書が自動生成されます。

  2. 多数の協力弁護士が、得意分野を生かして応用範囲の広い雛形を随時開発、アップロードしていきます。

  3. 入力画面、出力画面ともに、シンプルで誰にでもわかりやすいUIを追及。

  4. 生成された文書のリーガルチェックを弁護士に依頼することもできます。